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ひかりTVに最適なスイッチを探す(2)

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ひかりTVに最適なスイッチを探す(1) ではスイッチの選定まで話は進んだ。今回はGS908M V2のconfigを中心に話を進める。 スイッチに投入したconfigは下記の通りとなる。中古機などは初期化してからconsole接続で投入して欲しい。 # # SYSTEM configuration #言語設定。文字化け防止のため英語表記。 set system lang=en # # CONSOLE configuration #1画面あたりの表示行数。OFFで無限に。 set console page=off # # IP configuration #telnet接続やhttp接続用のアドレス設定。環境依存。 add ip interface=default ipaddress=192.168.100.111 mask=255.255.255.0 # # MLDSNOOPING configuration #IPv6 MLD Snoopingの設定。routerportはルータ側のポートを指定。今回はPort 1を選択。 #enable mldsnoopingで有効化。 set mldsnooping routerport=1 enable mldsnooping # # SWITCH configuration #省電力設定。環境によってはリンクアップが遅くなるかも。 enable switch powersave # # NTP configuration #NTPの設定。IPアドレスで指定する必要あり。 enable ntp add ntp peer=192.168.100.1 # # HTTP configuration #http接続有効化。 enable http server # # PORT LED configuration #LEDランプ消灯。 set led mode=OFF MLDSNOOPING configuration以外はお好みで設定して欲しい。特にIPアドレスまわりは環境に依存するので見直しをおすすめする。 上記のconfigを踏まえた我が家の網構成は以下の通りとなる。 力尽きたのでひかりTVの話はこの辺で終わり。

ひかりTVに最適なスイッチを探す(1)

ひかりTVは安価に専門チャンネルを視聴できるフレッツユーザ向けのサービスだ。とても良いサービスだけどいくつか難点がある。具体例の一つに無線LANの不安定化が挙げられる。(他にも色々あるが…) 運営側も把握していて対応策が公開されている。 TV視聴時にパソコンから無線LAN経由でインターネットに接続できません。 ただ、上記解決策の「IPv6ブリッジ機能のOFF」を実行してしまうと、無線LAN配下の端末でIPv6を使ったサービスが利用できなくなる。 ひかりTVのSTBをルータの外に追いやってしまう手もあるが、今度はDLNAが使えなくなってしまい魅力が損なわれてしまう。 IPv6やDLNAを殺さずに快適なひかりTV環境を構築するにはどうすればいいのだろうか? 答えは IPv6 MLD Snoopingを備えたスイッチを買う 、だ。 ひかりTVはIPv6マルチキャストを利用しており、マルチキャストパケットはサブネット内のすべてのポートに転送される。これが原因で無線LANが不安定化(=輻輳)する。 IPv6 MLD Snoopingはこのマルチキャストパケットを覗き見(Snooping)することで、必要なポートにのみマルチキャストパケットを転送してくれる。ゆえに無線LANが輻輳しなくなるという寸法だ。 では、スイッチを選定する上でこれは欲しいという要素とその理由を纏めてみた。 IPv6 MLD Snoopingが使える 必須 console接続やtelnet接続でconfigを書き換えられる 設定変更に変なツール要らない firmwareがタダで手に入る 高額な保守契約は結びたくない 安い(中古でもいい) 何事も安いほうが良い 上記の4つの要素に当てはまるスイッチはあるのだろうか?色々探した結果、自分はアライドテレシスのCentreCOM GS908M V2に行き着いた。 販売が終了しており、中古市場での取引も少なくなると予想されるので必要な人は確保して欲しい。 ひかりTVに最適なスイッチを探す(2) へ続く…